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★9月の新入荷③★Ardnamurchan AD/07.21:05
2022.09.13
③ Ardnamurchan AD/07.21:05 アードナマーカン AD/07.21:05 ¥1400 / 1540
※ ボトラーズのアデルフィが2014年、ハイランド最西部に創業した新興蒸留所製ハイランドモルト。輸入元は「アードナムルッカン」と表記しているが、アデルフィは「アードナマーカン」と発音するとアナウンスしている。2021年下半期リリースの本品はピーテッド原酒とノンピート原酒を1:1で使用、バーボン樽65%とシェリー樽35%の6~7年熟成のブレンド。シトラス感を伴うハチミツ系の甘みに浜辺を連想させる程よいピートスモーク感、ナッティな香味、ペッパー系のスパイス感が絡む。46.8%。
AD/07.21:05はある種のバッチナンバーで、ADはおそらくArdnamurchan Distilleryの略、07.21:05は瓶詰月/年/その年ごとのバッチ番号ということのようです。つまり本品は2021年7月にボトリングされた2021年の5番目のバッチ、ということを表しています。2020年のファーストリリース以来、いくつかのバッチをリリースしてきたアードナマーカンですが、このバッチあたりではハウススタイルが確立されているようです。今年2022年夏、本国でアナウンスされた新しいリリース品は単に「AD/」というラベルになっており、これが初の「コアレンジ」商品となるようです。日本への入荷はこれからのようです。これまではバッチ毎の限定品的リリースでしたが、コアレンジとなっていくらかお安くなれば嬉しいですが😊。
さて、お味ですが、私もアードナマーカンを飲むのは初めてでしたが美味しいですね👍。完熟前のオレンジっぽいフルーツ感を伴う爽やかな甘み、上品なピートスモーク感、ほのかに潮感やミントを思わせるような清涼感。ボディはミディアムで、46.8%の度数も心地よい。飲み下すとペッパー系のスパイス感。時間経過でオレンジ感の中にシェリー感を感じるようになります。
少量加水すると、甘みにクリーミーなまろやかさを感じるようになります。オレンジ感も健在で余韻に至るまで甘みがかなり強まる印象。スモーク感は甘みに押される感じになりますが上品にふんわりと存在し、これも美味しいです。
ロックにしてもオレンジ系のフルーティな甘みの伸びがよく、加水が進むとそれが支配的になる印象。これはこれでいい感じで、ロックでも楽しめると思います。