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９月の新入荷、最後の１本です。今月も何とか無事月末までに新入荷紹介終えられてほっとしてます😅１本１本実際にテイスティングをしてノートを付けて記事にまとめる作業はかなり時間がかかりまして、ちょっと他にやらなきゃならないことがたまってきてしまったので、来月はリサーチによる紹介に留める方向で考えています💦よろしくお願いします。

⑭ Christian Drouin Tres Pomme Ver.12　クリスチャンドルーアン トレ ポム Ver.12　¥900 / 990

※ カルヴァドスの名門クリスチャンドルーアン社がハイプルーフ党の需要に応え毎回数量限定でリリースしている度数53％のカルヴァドス。熟成的には若いカルヴァドスだが、従来通り名門の伝統の製法で造られており、その意味「とってもリンゴ」の名の通りフレッシュなリンゴのアロマが魅力。少量加水で果実の香りが一段と鮮やかに開く。レギュラー品とのハーフ&ハーフも楽しそう。本品は2020年瓶詰。

イメージしていた通りの若くフレッシュですっきりとした度数の高いカルヴァドス、という印象で、なるほどフレッシュなリンゴ香は魅力的ですが、味わいとしてはやや淡白でインパクトには欠けるかな、というところです。

ウォッカやジンなどのホワイトスピリッツを好む方には単体でも楽しんでいただけると思いますが、「カルヴァドスを楽しむ」つもりで飲むとちょっと若すぎるように思われます。

お薦めの楽しみ方としては、他のもっと熟成されたカルヴァドスとのハーフ＆ハーフが面白そうです。オフィシャルのカルヴァドスの多くは40％程度の度数なので、ハーフ＆ハーフにすると46%くらいになります。合わせたカルヴァドスの香味が薄まってしまうかな、と思いきや、度数が高められることによって、なかなかしっかりした飲み応えが楽しめます。本品自体も若いとはいえ、魅力的なリンゴ香を持つカルヴァドスなので、それほど香味が薄まる、という印象は受けませんでした。46％のカルヴァドスというのはなかなかないので、強めの蒸留酒をストレートで飲むのがお好きな方にはお楽しみいただけるのではないでしょうか。