back
★12月の新入荷①★Octomore 12.2
2023.12.07
周年月ということでいつもよりちょっと豪華なラインナップの今月の新入荷✨4日目の営業が終わった現時点で13本のうちまだ3本開栓されていないボトルがありますが、ボチボチ紹介を書いていこうと思います。
① Octomore 12.2 オクトモア 12.2 57.3% ¥2500 / 2750
※ ブルイックラディ蒸留所製アイラモルト。極端にフェノール値の高いスーパーヘビリーピーテッドモルトとして大人気のオクトモア。本品は3年半のバーボン樽熟成の後、ファーストフィルのソーテルヌワイン樽で1年半追熟を施した5年熟成品。傑作とされる「4.2」の後継品として発表された。ソーテルヌ樽由来の甘美で柔らかいフルーティさと重厚なピートスモーク感の融合にオーク感やスパイス感がアクセントを加えた比類なき逸品。フェノール値129.7ppm。カスクストレングス57.3%。
★追記:2020年3月の「8.1」以来、久しぶりのオクトモアの投入です。通常アンサングで扱う品々よりもちょっとお高い価格帯のオクトモアシリーズ。本品の導入を決心させたのはファーストフィルのソーテルヌ樽で追熟をかけている、という点でした。私自身ソーテルヌ樽を使ったモルトウイスキーが好きなのですが、さらにブルイックラディ蒸留所が「歴代のオクトモアで最も高く評価された「4.2」を踏襲する品」などと言っていては気になっちゃいますよね~😅。「10.2」もソーテルヌ樽フィニッシュのようですが、サードフィルということで、私は飲んでいませんがソーテルヌ感は淡かったのかもしれません。本品はファーストフィルなので、よりソーテルヌ樽由来の香味が期待できそうです。購入したときから「投入するなら12月のエース格として」と決めていました😊。
飲んでみた感想です。香りは松をイメージさせるようなエレガントなウッド香に落ち着きのあるピートスモーク香。その背後にはフルーティな甘みが感じられます。口当たりはなめらかですが、まもなく57.3%のインパクトと共にシトラス系のジューシー感、ほろ苦さを伴うどっしりとしたピートスモーク感と様々な花蜜や花粉を合わせたような複雑なハチミツ系の甘みが広がります。余韻にはほろ苦くエレガントなウッド感、桃系のフルーティな甘み、そして重厚なピートスモーク感。スモーク感の余韻は驚くほど長く、キャンプファイヤーの煙を飲み込んだかのようです🔥。
香りにはそれほど強くは感じませんが、味わいはさすがの重厚なピートスモーク感で、それが甘み、果実感、ウッド感、スパイス感のすべてに影響を与え、個性を感じさせる複雑な味わいとなっています。一方でソーテルヌ樽由来と思われる魅力的な甘みとエレガントなウッド感も確実に存在し、本品の特徴を鮮やかなものとしています。少しお高くなってしまいますが、飲み応え十分な一品ですので、お楽しみいただければ嬉しいです🎵。