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⑤ Glenwyvis 2018　グレンウィヴィス 2018　46.5%　¥1400 / 1540

※ ハイランドモルト。1926年にグレンスキアック、ベンウィヴィスの両蒸留所が閉鎖されたディングウォールの町に再びウイスキー蒸留所を、を旗印に地元のコミュニティーを中心に創業されたグレンウィヴィス蒸留所。蒸留開始は2018年で、本品が一般発売された最初のシングルモルト。地元産のコンチェルト種大麦のみを原料とし、熟成は1stフィルテネシーウイスキー樽60%＋1stフィルオロロソ樽25%＋ホグスヘッド樽15%という構成。若いウイスキーながら様々な香味の入り混じるフルーティな甘みが魅力的。46.5%。

★追記：口にしてまず感じるのはクリスピーでハーバルな麦感。すっきりした甘みにはほんのりシェリー樽由来の香味も。そのすっきりした甘み、ハーバルな香味、樽由来なのかほろ苦さが融合し、グレープフルーツっぽさを感じます。ほんのりとした苦みは適度なボディ感を与えることにも貢献しているようです。

飲み下すとペッパー系のスパイス感が強まり、この辺りはいかにも若いウイスキーの印象。その後、ふんわりとフルーティな甘みとスパイス感、穏やかなオーク感が入り混じった余韻。公式ノートには「シャーベットフィズ」という表現がありますが、なるほどという感じがします。

若さの感じられる未完成域のモルトという印象は否めませんが、ファーストリリース品として樽のフレーバーに頼りすぎず、蒸留所の原酒の持ち味とポテンシャルを示した製品と言えそうです。及第点は与えられる味わいで、生産量も多くないので厳しいとは思いますが、定価9900円はちょっと高いかな、というところ。すでにかなり異なる樽構成の第２弾「2019」も最近リリースされ、こちらも楽しみです。