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★6月の新入荷⑦★Bunnahabhain Cruach-Mhona
2024.06.20
⑦ Bunnahabhain Cruach-Mhona ブナハーブン クラックモナ 50% ¥1100 / 1210
※ アイラモルト。クラックモナはゲール語で「積み重ねられたピート」を表す。アイラでは珍しくノンピート製品を主力とするブナハーブン蒸留所だが、1997年以降、限定的にピーテッド製品も造るようになった。これまで当店にあった「モイネ(モアンヌ)」が売り切れたので、入れ替えに本品を投入。どちらもピーテッド版。「モイネ」の46.3%に対し、本品は50%で免税店向け製品である以外、どのように違うのかは情報がない。フェノールや樽に関する公式情報はないが、34~38ppm、バーボンホグスヘッド樽熟成と思われる。
★追記:ライトな口当たりで、シトラス系の爽やかなアロマにバニラ系のすっきりした甘み。飲み下すとペッパー系のスパイス感を伴う50%のしっかりした飲み心地と共に程よいピートスモーク感が湧き上がり、ボディ感を補完します。シトラス、バニラ、ペッパー、ピートがバランスよく融合したすっきりした余韻。全体的に爽やかなピーテッド、という印象で、これからの季節に合いそうな味わいです。
どのように異なるのか情報のない「モイネ」と比較すると、味わいの方向性には明確な違いは感じられず、どちらもバーボン樽熟成と思われます。モイネの方が幾分まろやかで甘みが強く、本品はよりペッパー系のスパイス感が強くキリっとスカッとしているイメージ。これはアルコール度数の差とも思われますが、クラックモナは少量加水してもキリっとした感じはあるので、あるいはモイネの方がいくらか熟成が長いのかもしれません。まあ、似たような味わいで、それぞれの良さがある、というところでしょうか。