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★11月の新入荷①★Rosebank 12y (flora & fauna)
2024.11.16
① Rosebank 12y (flora & fauna) ローズバンク 12年 花と動物 43% ¥2500 / 2750
※ ローランドモルト。スコッチでは珍しい3回蒸留製法による軽やかでエレガントな酒質は高く評価されていたが、1993年に閉鎖。唯一のオフィシャルボトルだった本品はその人気と希少性で超高額ボトルとなっている。2017年、ボトラーズのイアンマクロード社が新オーナーとして蒸留所の再建を開始。2023年6月に新蒸留所による生産が再開された。柔らかな独特の質感にエレガントな甘みとフルーティな香味。43%。
⭐超希少品につき、お一人様1杯のみのご提供とさせていただきます。
★追記:「花と動物」シリーズは、「シングルモルト」というカテゴリーが一般に認知され始めたころの1991年、業界最大手のUD社(現在のディアジオ)が、主にブレンデッドウイスキーの原酒として使われていた傘下の蒸留所のシングルモルト22種を発売したものです。それぞれの蒸留所に関わりのある花や動物のイラストをあしらった統一感のあるラベルから、後に「花と動物」シリーズと呼ばれるようになりました。その後2001年にさらに4種が追加されましたが、現在でも少量ながらリリースが続いていることが確認できるのは11種類となっています。
2019年暮れのアンサング開店時には9種がメニューにあり、私自身も「どれを飲んでも美味しい」と高く評価していた「花動」ですが、その後品薄で価格が高騰。それならボトラーズボトルに置き換えよう、となり先月の時点では5種にまで減っていました。
その後幸運にも閉鎖してしまったローズバンクの本品を入手でき、この希少なボトルをどういうタイミングで出したものか、と考えたのが今回の「花と動物シリーズ特集」を組んだきっかけでした。ローズバンクを出すときにその11種を全て揃えたら楽しんでいただける企画になりそう、ということでコツコツ買い集めました😊。
さて、今回の特集の目玉とも言えるその「ローズバンク12年」を飲んでみた感想です。3回蒸留らしいクリーンな質感で、何かクリスピーなスパイスの効いたモルト感に白花+蜂蜜系のすっきりした甘み。飲み下すと再び軽やかなスパイス感にカモミール系の爽やかな植物感とすっきりした甘みの余韻。全体的に軽やかさがありながらも上品な香味がしっかりと感じられ、飲み飽きしない美味しさがあります。
現時点で当店最高価格のボトルとなってしまいますが、激レアアイテムとしてはこれでもお安い方かと・・・。43%品ですし、それほどインパクトの強い味わいというわけではないかもしれませんが、失われてしまった希少な味わい、興味のある方はぜひお試しいただければと思います。現時点でまだボトル半分ほど残っています。