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⑤ Powers 12y John’s Lane Cask Strength　パワーズ 12年 ジョンズレーン カスクストレングス　57.8%　¥1900 / 2090

※ ミドルトン蒸留所製アイリッシュポットスチルウイスキー。1stフィルバーボン樽熟成の原酒をメインに、少量のオロロソシェリー樽熟成原酒を加えた構成。ジョンズレーンとは1791年に設立されたパワー家のオリジナルの蒸留所の名で、その３回蒸留によるポットスチルウイスキーは高く評価され、200年後の現在まで継承されている。本品は2023年にリリースされたその魅力を余すところなく表現したカスクストレングス品で、日本未入荷の希少品。他のミドルトン製品のブースターとしても楽しめそう。57.8%。

まろやかでオイリーな質感。バニラ＋麦菓子系の香ばしさを感じるふくよかな甘みに、ほんのり金属的ニュアンスのあるようなミドルトンのポットスチル特有のスパイス感。じわじわとポットスチルらしい独特のほろ苦さが甘みを追い越していき、しっかりしたボディ感を感じさせる。飲み下すと57.8%のパンチのある飲み応えにスパイス感、ほろ苦さ、コクのある甘み、ナッツ感。全体的に麦菓子を思わせる香ばしい甘みが印象的。

★追記：上記説明に書いたように、本品には単独で楽しむことに加え、「ブースター」としての可能性にも期待していました。例えば同じミドルトン蒸留所のポットスチルである「レッドブレスト12年」(以下RB12)との組み合わせ。RB12にはシェリー樽由来のフルーティでふくよかな甘みのある魅力的な香味がありますが、40%でのボトリングということで、もう少しパンチがあればもっと美味しく飲めそう、という印象を持っていました。本品とのハーフ＆ハーフで度数を48%程度に上げて飲んでみたところ、RB12の良さをしっかり残しながら、より満足感のある飲み心地にブーストしてくれました。期待通りです😊。「レッドブレスト」には「15年」(46%)や今月同時投入した「ルスタウエディション」(46%)もあり、どれと組み合わせても非常に美味しいです。ぜひお試しください。