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★12月の新入荷⑪★Ange Giard Bertrand Dupont 18y

2024.12.29

 

⑪ Ange Giard Bertrand Dupont 18y アンジュ ジアール ベルトラン デュポン 18年 62.2% ¥2200 / 2420

※ カルヴァドス。アンジュジアール社は、自社蒸留所を持たず、リンゴ農家や小規模生産者が圧搾機や年代物の器具を使って造る昔ながらの自家製カルヴァドスを買い付け製品化している。本品はベルトラン・デュポン氏の蒸留した原酒の18年熟成品。カルヴァドスは熟成過程で加水していくことが多く、樽出しであってもウイスキーのようには度数の高くないものが多い中、62.2%という希少なハイプルーフ品。

さすが62.2%で、香りからしていかにも「濃い」。発酵系の香りや何由来なのか軽いスモーク香も感じられる。少々加水した方がよさそうな印象。

口当たりは62.2%ながら思いの外まろやか。ほろ苦いオーク感にすっきりしたリンゴ系の甘み。意外にもブリニーな(塩気を感じるような)印象も。香りに感じられた軽いスモーク香は樽由来と思われ、ほのかなスモーク感を伴うタンニン感が感じられる。質感は割とすっきりしているが、そのタンニン感によりボディはしっかりしている。

飲み下すとなるほど60%オーバーという刺激のあと、オークのスパイス感とタンニン感が強まり、甘みの余韻を上回る。それはお好み次第かと思うが、個人的には好みのバランスではないかも。しかしながら大手による洗練された仕上がりとはひと味違う昔ながらの自家製カルヴァドスというイメージで、インパクトのあるワイルドな味わいは十分魅力的。

少々加水した方がよりリンゴ感や18年熟成の香味の良さが出そうな印象なので少量加水。スパイス感とタンニン感が後退し、予想通り熟成感のあるカルヴァドスの香味が分かりやすくなる。バランスはこちらの方が私は好み。甘みも少し前に出るが、控えめな部類と言えそう。依然としてほのかな塩感とスモーク感があり、味わいのアクセントとなっている。本品に関してはストレートよりも少量加水をお薦めしたい。

★追記:他社製のもう少し甘みのあるカルヴァドスとのブレンドも美味しそうと思い、試しに「ペールマグロワールVSOP」(以下PM)とハーフ&ハーフでブレンドしてみました。本品のしっかりした香味にPM由来のフルーティな甘みが加わり、実にリッチな味わいに。51%見当の飲み応えもいい感じです。お薦めです🎵

 

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