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★4月の新入荷③★Kilchoman Sanaig Cask Strength
2025.04.23

③ Kilchoman Sanaig Cask Strength キルホーマン サナイグ カスクストレングス 57.8% ¥2000 / 2200
※ アイラモルト。人気のコアレンジ品「サナイグ」(46%)のフェノール値50ppm、樽構成:オロロソシェリー樽70%+バーボン樽30%のスペックはそのままに、57.8%のカスクストレングスが新登場!鮮烈なピート感、芳醇なフルーティな甘みがさらに高い次元で融合したファン待望の一品。詳細な説明は不要かと思われる今月の実質的「エース格」。ピート系がお好きなら美味しくない訳がない♪
★追記:キルホーマンのコアレンジ品はバーボン樽中心の「マキアベイ」とシェリー樽中心の「サナイグ」。「マキアベイ」のカスクストレングス品が以前から何度か限定リリースされていたことから、いつか「サナイグ」のカスクストレングスも・・・とファンが期待していた品が遂に昨年末リリースされました。日本発売となったのはつい最近で、これはすぐにでも導入すべきと考え、予定していたメニューを入れ替え、今月の投入としました。では早速テイスティングノートです。
色:赤みを帯びた深いアンバーブラウン。サナイグの通常品(46%)より濃いかというとそうでもなく、ほぼ同じ色合い。
香り:ウッド感、灰っぽさ、土っぽさ、そしてヨードを感じる明確なピートスモーク香。通常品のサナイグに感じられるフルーティな甘みはピートスモーク香の奥に押し込められているような印象で、あまり香りには出て来ず、度数の高さもあってかキリッとシャープな印象を受けます。
味わい:かなりアルコールの刺激のあるアタックの強い口当たり。鮮烈なピートスモーク感には香り同様ウッド感、灰っぽさ、土っぽさ、ヨード感が感じられます。ドライフルーツ系の香味を伴うシェリー樽系の甘みは香り同様やや控えめ。アルコールのアタックはペッパー系のスパイス感にも感じられ、樽由来の香味とも融合してかなりスパイシーに感じられます。
フィニッシュ:飲み下すと先述のスパイス感、ピートスモーク感と共にドライフルーツ+軽い酸味のあるフレッシュフルーツ系の甘みが広がり、その後かなりどっしりしたタンニン感が余韻となって舌にまとわりつきます。
少量加水: ストレートよりは甘みを感じるようになりますが、通常品のまろやかな甘みと比べると依然としてシャープさがあり、まだドライな部類に感じられます。さらに加水して通常品の度数に近付けてみても、やはり甘みのふくよかさは通常品が上で、シェリー樽系の香味が上手く出ているイメージがあります。本品はむしろ加水によってバーボン樽由来の香味が前に出る印象で、比較するとスッキリしています。
まとめると確かに香味の方向性はサナイグのそれですが、フルーティな甘みよりもスパイス感やスモーク感を伴うタンニン感が強く感じられ、通常品よりもキリッとドライな味わいに感じられます。力強い飲み心地は期待通りで、十分に楽しめますが、通常品サナイグのイメージからもう少しまろやかで甘みの濃い仕上がりを想像していました。アタックの強さ、シャープな質感、加水してみた感想から、原酒は通常品よりも少し若いものを使っているのかな?という印象を受けました。
正直なところ予想していた味わいとは微妙にズレがありましたが、それでも十分に美味しいのは間違いなく、アイラ好きのハイプルーフ党の方にはぜひお試しいただきたい一品です。通常品により感じられるフルーティな甘みを活かし、ハーフ&ハーフにして52%程の度数で楽しむのもいい感じです👍