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★5月の新入荷⑤★Poli Conclave 5y
2025.05.25

⑤ Poli Conclave 5y ポーリ コンクラーヴェ 46% ¥1400 / 1540
※ イタリアンモルト。グラッパの名門ポーリによるシングルモルト第2弾。日本発売はつい最近で、先日フランシスコ教皇が亡くなり、今月には教皇選挙が始まるので、その名を冠する本品を予定を変更して投入。その名は教皇選挙期間中に枢機卿が外部との接触を禁じられロックアウトされることが樽の中のウイスキーのようで、教皇選挙の行われるシスティーナ礼拝堂のように印象的な味わいを、ということらしい。詳細は非公表だが、何らかの熟成に使用され、再生処理を施したミディアムトーストのオーク樽で5年以上の熟成。ピーテッドとノンピート両方の原酒が使われている。46%。
★追記:ポーリ初のシングルモルト「セグレタリオディスタート」(以下SdS)がリリースされたのが2021年暮れ。これはポーリの地元であるスキアヴォンという小さな村からローマ教皇庁国務長官(そのイタリア名がSdS)が誕生したことを記念して造られたという品でした。初リリースであるにも関わらずその完成度は「さすがポーリ」と思わせるものでしたが、その後数年が経過し、やはりポーリは継続的にはモルトウイスキーを造らないのかな、と思っていたところ、出ました第2弾♪今回もバチカン絡みの名が付けられています。SdSが7年程度の熟成だったのに対し本品は5年熟成ということですので、SdSとは異なるバッチの原酒が使われているようです。ちゃんと継続してモルトウイスキーの仕込みは行ってくれていたのですね。
本品が日本で流通し始めたのはつい先月の4月。早速購入して「在庫部屋」にしまったのも束の間、フランシスコ教皇の訃報が。「あら、これはコンクラーヴェ(教皇選挙)が5月には行われるぞ」ということで慌てて今月の新入荷ボトルに加えました。では、以下テイスティングノートです。
香り:香ばしい麦香、バニラ+エキゾチックなフルーツの甘みのある香り。時間経過で上品なオークスパイスの香りが増し、うっすらとピートの香りも。
味わい:穏やかでエレガントなピート感、ジンジャー+シナモン系のオークスパイス、ほのかな酸味を伴うアプリコット系の甘み。バランスの取れたエレガントな味わい。
フィニッシュ:飲み下すとスパイス感とバニラ+アプリコットの甘みが一段強まり、少し遅れて上品でやさしいほろ苦さを伴う穏やかなピートの香味と融合した余韻。
SdSとは樽由来の香味が異なります。SdSはアマローネ樽ということでベリー系の香味を感じましたが、イメージ的にはアプリコットに近い、何かエキゾチックなフルーツの香味を感じます。バーボン樽ではないように思われます。SdSの完成度も十分に高かったですが、度数が46%になったことで、さらに説得力のある味わいになっている印象。本業のグラッパに専念しているのかと思ったポーリの新作モルトが味わえたことは実に喜ばしいです。今後のリリースにも期待したいですね。
少量加水: 飲み口がマイルドになり、独特のフルーティさを伴う甘みがさらに明確になります。これもいい感じです。