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★10月の新入荷④★Holyrood Ambir
2025.10.24

④ Holyrood Ambir ホーリールード アンビア 49.8% ¥1750 / 1925
※ ローランドモルト。独創的な試みで注目の新興蒸留所ホーリールードのシングルモルト第3弾。本品ではチョコレートモルト、ウィーンモルト、クリスタル240、カラモルトの4種類の焙煎系モルトを1割強使用、酵母は何と10種もブレンド。熟成は約9割がバーボン樽、約1割がオロロソ樽。焙煎系モルト由来の香ばしさ、甘み、コクと特殊な酵母の引き出すフルーティさの融合を図った力作。「アンビア」とは古スコットランド語で「琥珀」を意味するらしい。49.8%。
★追記:7月に投入したホーリールードのシングルモルト第1弾「アライヴァル」はデビュー作とは思えない完成度で、お客様にも好評でした。しかし、私個人としてはさらに興味を惹かれていたのが本品。「アライヴァル」はある程度オーソドックスな造りでしたが、本品「アンビア」は使用するモルトといい、酵母といい、ホーリールードの独創性を前面に打ち出してきた品だからです。焙煎系モルトを使用したウイスキーは当店でもいくつか扱ってはきましたが、加えて酵母もいろいろ工夫しているとなると、もう飲んでみないとどんな味わいなのか見当が付きません😅
以前、当店で酵母を変えたというアガヴェスピリッツの「ポルフィディオ アネホ」の新旧ボトルを飲み比べたとき、酵母が違うとこんなにも味が変わるものなのか、という経験をしたので、今まで飲んだことのないモルトウイスキーに仕上がっているのかも、と楽しみにしていました♪
フルーツヨーグルト的なほのかな発酵香を伴う独特の甘みのあるモルト香。口当たりは比較的ライトで酒質はかなりまろやか。49.8%ほどのアルコール感は感じません。ほのかにグラッシーな若々しさに軽やかな甘みのアロマを感じますが、味としてはそこまで甘みが強いタイプではなく、すっきりしています。予想したほど焙煎系の香ばしさは主張しません。飲み下すと、じわじわと薄くクリームを付けたビスケットのようなふんわりと甘い香味が漂ってきます。まろやかでややライトな質感と独特のふんわり甘いアロマが特徴と言えるでしょうか。
なるほど、確かに個性は感じられますが、焙煎系モルトの含有率が1割強、ビール酵母やワイン酵母など、通常のウイスキー用以外の酵母も合わせて6%程度と少量のせいか、そこまで意外な味わいというわけではありません。どうせならもっととんがってもよかったのでは?と思うくらい割と真っ当なモルトウイスキーという仕上がり。もう少し熟成させたものを飲んでみたいと思うような若々しさも感じられ、完成度という点では「アライヴァル」の方が高い印象ですが、今後もホーリールードにはその独創性を追求して「どんな味がするんだろう?」というワクワクを届けてほしいと思います😊