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★11月の新入荷①★Longmorn 16y
2025.11.25

① Longmorn 16y ロングモーン 16年 48% ¥2500 / 2750
※ スペイサイドモルト。2019年のアンサング開業当時、スペイサイドのオフィシャル品で私の一番のお気に入りが旧ボトル時代の「ロングモーン16年」だった。しかし既に終売でノンエイジ品「ディスティラリーズチョイス」に置き換わっており、やむなくそちらをメニュー入りさせたが「旧16年」の魅力には遠く及ばず、やや残念なモデルチェンジだった。その後まもなくリニューアルした本品が再リリースされたが、旧ボトル時代よりもかなり高価になってしまい、投入を断念。さらにその後それよりも少し安い限定品の「18年」(アメリカンオーク樽≒バーボン樽熟成)がリリースされ、そちらをメニューに採用。十分魅力ある味わいだったが、シェリー樽原酒を含む「旧16年」の味わいには届かない印象だった。その「18年」も空になり、その後任にはやはり少々高くても、と本品の投入を決断。「スペイサイドの宝石」と称された味わいをぜひお楽しみいただきたい。構成は1stフィルバーボン+シェリー+リフィル樽。こちらも既に生産終了となっている。
★追記:「旧16年」が大のお気に入りだった私としては、もう少しお手頃価格でそれに近いロングモーンをメニュー入りさせたく模索した結果、当店ではこれまでボトラーズボトルを含め6種のロングモーンのシングルモルトを扱ってきました。しかし、いずれもそれなりに美味しいですが、「旧16年」の味わいとはちょっと異なる印象でした。そこで、その6種の中でもエース格と言える「18年」の後任には本品「新16年」を据えよう、としばらく前から決めていました。私としても念願の「ロングモーン16年」のメニュー入りです。
詳しい情報は開示されていませんが、新旧ボトルでは度数こそ同じ48%ですが、中身もモデルチェンジしていることはリサーチで分かっていました。より高価格帯商品としてのリニューアルなので、期待外れということはないはず、と信じていましたが、では飲んでみた感想です。
スペイサイドらしい白花系のフローラ感+桃系のフルーティな甘みのあるふくよかな香り。「18年」よりも格段に香り立ちは強く華やか。樽構成の違いによるものと思われますが、定価が「18年」よりもこちらの「16年」の方が高いのは香りだけでも納得がいきます。
口にした瞬間から白花系+桃系の華やかな甘み。ジュワジュワするような48%の刺激。うっすらとオーク+ジンジャー系のスパイス感。「18年」と比較するとやはり「16年」は一段香味が鮮やかで、特にフルーティさが特徴と言えそうです。比較的クリーンですっきりした質感、白花系のアロマやスパイス感はよく似ており、なるほど同じ蒸留所の製品、という感じはします。「18年」はフルーティさに欠ける分、バニラ感が明確です。
飲み下すと軽いホワイトペッパー系のスパイス感が現れ、華やかな甘みやジンジャー+オークの香味と融合し、余韻へと続いていきます。ちょっぴり気になるのがカラメル感。カラメル由来と思われるほのかにビターな後味は味わいに重みを加えているとも取れますが、なくてもいいような気がします。
本品は「旧16年」より少し色合いが濃くなったように見えます。価格も高くなったことだしシェリー樽原酒を増やしているのでは?とも思いましたが、味わってみるとシェリー樽由来の香味にそれほど差はなく、カラメル量の差のような印象も・・・。あくまでも私の記憶の中にある「旧16年」との比較で、正確には直接飲み比べないと分かりませんが。いずれにしても間違いなくふくよかで美味いスペイサイドモルトで、期待には十分応えてくれる味わいでした。やっぱりちょっとお高いよなあ、とは思いますが😅
バックストックには希少な「旧16年」も入荷済みです。本品が空になる前に投入して、直接比較できる機会も作れればと思っています。