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★5月の新入荷⑩⑪★Le Breuil Chevalier / Maris Otter

2026.05.30

 

⑩ Le Breuil Chevalier ル ブルイユ シュヴァリエ 46% ¥1150 / 1265

※ フレンチモルト。カルバドスの名門シャトードブルイユは2017年よりモルトウイスキーの製造を開始。当初から1970~80年代に主流だった大麦品種ゴールデンプロミス種にこだわったモルトウイスキーを造ってきたが、昨年さらに古い時代の大麦品種による製品を2種発表。本品はそのひとつで、19世紀に使われてきたシュヴァリエ種100%仕込み。深いアロマと力強い味わいを持つ品種とされる。樽構成はアメリカンオークとフレンチオークということで詳細は不明ながら「オリジン」(ゴールデンプロミス100%)と同様の構成で、品種による特性を比較できるよう配慮されているものと思われる。度数も横並びの46%。

⑪ Le Breuil Maris Otter ル ブルイユ マリスオッター 46% ¥1150 / 1265

※ 上記「シュヴァリエ」と同時に発表されたこちらは1960~70年代に主に使用されたマリスオッター種100%によるモルトウイスキー。濃厚なモルトの風味が特徴で、現在もクラフトビール醸造家から高く評価されている伝統品種とのこと。樽構成は「シュヴァリエ」とほぼ同じと考えられる。度数も同じ46%。ぜひ各種を飲み比べ、大麦の品種による違いを探究してみていただきたい。

★追記:原料大麦の品種による香味の違いを味わってもらおうという革新的なアプローチ。かつての主流品種だったゴールデンプロミスにこだわってきたブルイユだからこその着眼点かもしれません。ウイスキーの原料となる大麦の主流品種は時代時代で移り変わってきましたが、基本的には栽培効率がよく、よりアルコール収率の高い品種が主流となってきました。しかし必ずしもアルコール収率が高い方が味もいいとは限らず、品種によって特性も異なるようです。非常に興味深い試みということで2種同時投入としました。

「シュヴァリエ」は「オリジン」と共通する香味も多く感じられる印象ですが、フルーツ感に違いがあり「オリジン」の和梨+完熟手前の桃のイメージに対し、マルメロ(かりん)+洋梨のようなイメージです。ほんのり何かのシャンプーで感じたことのあるような香水っぽいアロマも。まろやかでオイリーな質感で、コクのある甘みとエレガントなウッド感が華やかなアロマを引き立てます。

「マリスオッター」はフルーティさや甘みは他の2種と比較すると控えめですが、代わりに香木系のアロマを伴う深みのある麦香があり、バニラ+蜂蜜系の甘みや植物由来っぽいほのかにビターな香味と融合し、奥行きと厚みのある味わいを感じさせます。その「植物感」はやや若さを感じさせますが、熟成が進んだら素晴らしいものができるのでは、と思わせるポテンシャルを感じます。

なるほど、大麦品種でけっこう風味が変わってくることがよく分かりました。「オリジン」も含め3種それぞれの美味しさがあるので、ぜひ飲み比べてみていただきたいです。楽しい時間になると思いますよ😊

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