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③ Wiederstein Wisky　ヴィーターシュタイン ヴィスキー　¥1750 / 1925

※ ヴィーターシュタインは1876年以来の歴史を持つオーストリア、ゲッテルスブルンの家族経営のワイナリー。2010年、ドイツ、カール社製の単式・連続式切替可能な蒸留器を導入し、蒸留酒の生産を開始。2022年リリースの本品は同所初のウイスキーで、わずか220本の生産。自家製大麦を原料に単式２回蒸留。ハイディ・シュレック社の最上級貴腐ワイン“ルスター・アウスブルッフ”のアカシア製樽にて３年半熟成。柔らかい質感に紅茶、カラメル、レーズン、オレンジ、シュガーナッツなどの香味を持つ、ワイナリー製ならではの独特のフルーティさと甘みのある味わい。42％。

スコッチでは熟成はオーク樽に限定されており、本品のようなアカシア樽は認められていません。しかもそれが最高級の貴腐ワイン樽ということで「一体どんな味がするんだ？しかも世界にたった220本しかないのではこれは入手しておくべきではないか？」と入荷を決意し、テイスティングを楽しみにしていた１本。

か、変わったお味ですねえ😅決してまずい訳ではないのですが、私の知ってる「ウイスキー」の味とは全く異なります。香りはウイスキーというよりポートワインっぽいイメージ。味わいはレーズンやダークベリー系のフルーティーさに軽い酸味と独特の樽感とやや強めのタンニン感。うっすらと溶剤系の香味。他の香味が強いせいか、貴腐ワイン樽の割には甘みは控えめに感じられます。これまで飲んだどんなウイスキーとも異なる超個性的な味わいです。

非常に面白い味わいではありますが、お手頃価格の当店にあって、お高めの部類の税抜¥1750に見合う完成度かというと正直やや疑問･･･💦もちろんそういう仕入れ価格で仕入れているのですが、何となくそのお値段でお出しするのは抵抗が･･･😅¥500引きくらいにさせていただこうかなあ。メニューはしばらくそのままにさせていただきますが、お値引きしますので、ご興味ある方は飲んでみてください。超希少品であることは間違いないですし、こういうモルトもあるのか、という体験としてはお楽しみいただけるのではないでしょうか。