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⑦ Hammerhead 23y　ハンマーヘッド 23年　¥1300 / 1430

※ チェコにウイスキーの蒸留所があったとは！調べてみると1989年、チェコスロバキア国営のPladlo蒸留所が初のシングルモルト造りに乗り出し現地の大麦を原料に蒸留。チェコ産オーク樽で熟成を開始するも直後にベルリンの壁の崩壊。国内でも動乱の時代となり国はチェコとスロバキアに分裂。原酒は長い眠りについてしまった。しかし2007年、蒸留所の新オーナー会社がその原酒を発見。2010年、遂に日の目をみることに。チェコにはもう一つ別蒸留所製のゴールドコックなるモルトもあるらしい。40.7%。

23年熟成のモルトウイスキーとなるとおそらく当店で最も長熟のモルトウイスキー。そして初めて目にしたチェコ産モルトウイスキーということでどんなお味か楽しみにしていました。

なるほど、長熟ならではのなめらかでエレガントな味わい。マイルドで上品な舌触り。何か懐かしさを感じるドライフルーツ系＋べっこう飴系の甘みにエレガントで柔らかいオーク感が調和します。40.7％と度数は控えめなので、インパクトこそ穏やかですが、しみじみと美味しいウイスキーです。

なぜ「ハンマーヘッド」なのかなあ？と思ったら、蒸留所で当時使っていた麦芽を粉砕するハンマーミルの愛称から名付けたようです。残念ながらこれを造ったプラードロ蒸留所はその後稼働している様子はなく、まさに幻のチェコウイスキーということになりそう。現在となってはかなりの希少品ですので、興味のある方はお早めにお試しください。販売していた当時の価格でのお値段設定でお出ししてますので、コスパも良好だと思いますよ。