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⑫ Guillaume de Normandie 2000　ギヨーム ドゥ ノルマンディ 2000　¥1500 / 1650

※ 現在は実質クリスチャン・ドルーアンの子会社であるカルヴァドス・ルルーヴィエ社製ヴィンテージ・カルヴァドス。ドンフロン地区とフェルテ・マセ地区産の完熟したリンゴと洋梨を原料とし、数カ月かけ発酵。蒸留前のシードルのアルコール度数が高めなのか、蒸留は単式のアランビックによる１回蒸留だという。ドンフロン地区らしく洋梨の割合が高め、とのこと。2000年蒸留の17年熟成。花や桃、洋梨の香り。丸みのある味わいでバニラとココナッツの風味を伴う。42%。

先頃売り切れとなった「XO」が好評だったギヨーム ドゥ ノルマンディ。こちらはさらにランクが上ということで楽しみにしていたボトルでした。

香りは爽やかなりんご＋洋梨香。17年熟成としてはスパイス感とウッド感は軽めの印象です。

口当たりはスムーズ～なめらか。洋梨比率の高さから来るのか、すっきりしたフルーティな香味が印象的。飲み下すと爽やかな酸味とともにそのすっきりした香味がさらに広がります。タンニン感は軽めですが、ボディは軽いわけではなくミディアムのイメージ。42％のアルコール感も程よく感じられます。まろやかなコクのある甘みが印象的だった「XO」とはまた少し持ち味が違うようです。

余韻にはすっきりした洋梨系の甘みにほのかにバニラ系の香味も。香り同様17年熟成の割には樽感は控えめの仕上がりで、すっきりした飲み心地が特徴と言えそうですが、香味はしっかりしており、それなりの熟成感は感じられます。スペイサイドモルトがお好きな方などに喜んでいただける一品ではないでしょうか。