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今月の新入荷14本も一通りご注文をいただき、全て開栓。私もちょっとずつ味見してみましたが、詳しくテイスティングノートをつける時間が取れずにいるので、今月は各ボトルの紹介は解説を中心に書いていきたいと思います。

まずは今月の特集として６本を導入した「ロックアーティストコラボボトル」からご紹介していきます。

① Heaven’s Door Double Barrel Whiskey　ヘブンズドア ダブルバレル　¥1300 / 1430

※ 独自の特徴を持つアメリカン・ウイスキーを作りたいと思っていたというボブ・ディランが「エンジェルズエンヴィ」の創設者の１人と組み、2018年、ヘブンズドア・スピリッツ社を創設。翌年リリースされた３種のウイスキーのうちのひとつ。本品は６年以上熟成の２種のテネシー産ウイスキーと１種のライウイスキーをブレンドし、オリジナルのチャーリングを施した新樽で追加熟成。テネシー産ウイスキーはひとつが通常の新樽熟成、もうひとつは払い出し直後のバーボン樽熟成とのこと。バーボン樽由来なのか華やかな香りがあり、スパイス感、フルーツ感、オーク感など複雑な香味が調和した快作。チャコールメロウイングも行われており、50%の度数ながらなめらかさも兼ね備えている。ボトルデザインはディランのスクラップ金属を加工したアート作品をあしらっている。話題性だけではなく、SWSC2019にて最高金賞を受賞した本格派。50％。

今月の「エース」候補と期待していたボトルですが、美味しかったです！ライ感は後味に軽く感じる程度ですが、通常のバーボン、あるいはテネシーウイスキーとちょっと異なる華やかな香りとまろやかでコクのある味わいが印象的でした。さすがボブ・ディラン。つまらないものは作らないですね～🎵