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★2月の新入荷⑬★Very Old Barton 100Proof

2023.02.25

 

⑬ Very Old Barton 100Proof ヴェリーオールドバートン 100プルーフ ¥750 / 825

※ ケンタッキー州バーズタウンのバートン蒸留所製バーボン。この銘柄は以前は6年熟成が表記されていたが、2018年に熟成庫の崩壊事故があり、現在のノンエイジ(4~6年熟成と言われている)に変更された。その後も手頃な価格帯としては優秀なバーボンという評価を受けているようだ。マッシュビルはコーン75%+ライ15%+モルト10%とライ率やや高め。チャーリングレベルは3~3.5とやや抑え気味。それによるやや控えめの樽感がひとつの個性と言えそうで、ライトですっきりしたタイプながらバランスよくまとまった飲み応え十分な一品。50%。

当店のバーボンのラインナップも、それなりに歴史のある主要な蒸留所製のものはだいたい一通り何かはある感じになっています。しかし、1879年創業、かつてバーボン産業の中心地と言われていたケンタッキー州バーズタウンで現存する最も古い蒸留所であるこのバートン蒸留所製のバーボンはありませんでした。

それには私なりに理由はありまして・・・(^^;)。同所製バーボンで日本に正規輸入されているのはプレミアムレンジの「1792 スモールバッチ」(旧名1792 リッジモントリザーヴ)という商品。こちらアルコール度数46.85%のものなのですが、実は「1792」には私がバーボンの理想的な度数と考えている50%の「1792 ボトルドインボンド」という製品があり、これが日本に入ってこないか・・・と待っていたのです。

最近は「1792 フルプルーフ」という62.5%の製品も登場。こちらは2020年のウイスキーバイブルで「ワールドベストウイスキー」に選ばれています。わずかに50%に届きませんが、「1792 シングルバレル」も49.3%。せっかく「1792」を導入するならこれらの製品にしたいのですよね・・・(^^;)。結局これらの製品はいまだ日本未入荷のようです。

その間にスタンダードレンジの本品「ヴェリーオールドバートン」の50%商品が売られているのを発見。「1792」はいずれまたチャンスを伺うことにして、まずは本品を導入してみることにしました。ちなみにこの銘柄にも他に40%、43%、45%のバリエーションがあるようです。

では飲んでみた感想です。色はバーボンらしいやや赤みがかった標準的アンバー。香りはコーン+ブラウンシュガー系のやさしい甘みが明確に感じられ、樽由来の香りは控えめな印象です。

比較的ライトな口当たり。香り同様、香ばしさを伴うすっきりしたコーンの甘みが印象的で、樽由来の香味は控えめに感じられます。飲み下すとなるほど50%というパンチのある刺激がきて、その後に程よいほろ苦さ、軽めのスパイス感、香ばしい甘みが余韻となって続きます。

上記説明にも書きましたが、チャーリングレベルが主要なバーボンより控えめであることによるやや控えめの樽感がひとつの個性と言えそうで、ライトですっきりしたタイプですが、これはこれで、と思わせる説得力のある味わいです。

加水したりロックにしたりすると、さらにすっきりライトになり、やや物足りなくなってしまう印象でした。50%バージョンである本品の良さを味わうにはストレートをお薦めしたいです。

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