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★4月の新入荷⑧★Wood’s Tenderfoot Whiskey

2023.04.16

 

⑧ Wood’s Tenderfoot Whiskey ウッズ テンダーフット ¥750 / 825

※ 2012年創業コロラド州ウッズハイマウンテン蒸留所製アメリカンモルト。スコッチモルトとは異なり、マッシュビルは大麦麦芽77%(チョコレートモルト=焙煎したモルト6%とチェリーウッドでスモークしたモルト9%を含む)+ライ麦芽13%+小麦麦芽10%。ドイツ製の極小の古式ポットスチルによる2回蒸留。チャー1 (焦がし具合が最も軽い)のアメリカンオーク新樽による2年熟成。ウッディでスパイシー、スモーキーでほろ苦い味わいはかなり個性的で、スコッチモルトとは全くの別物としてお試しいただきたい。45%。

世界的なウイスキー人気の高まりを受け、近年アメリカでもクラフトディスティラリー(小規模蒸留所)の数は相当増えているようで、その中にはバーボンではなく、モルトウイスキーを生産する蒸留所もかなり出てきているようです。日本で入手できる銘柄はまだ多くないので、入手できるものはいろいろ試してみたいと思ってしまいます。本品が日本で入手可能なことを知り、リサーチしてみると「ちょっと変わった味みたいだなあ」と思われ、一旦保留していたのですが、比較的安く買える機会があり、試しに1本仕入れてみました。

ふむ。やはりかなり個性的な味わいです。ウッドチップのスモーク感と焦げウッド系のほろ苦さが明確で、それなりにいい甘みもあるのですが、それらの香味がかなり強いので、バランスはもうひとつかなあ、というところ。ボディ感、45%の飲み心地はなかなか魅力あり。ほろ苦さもひとつの魅力なのですが、ならばウッドチップスモーク感はなくてもよさそうな印象。個性、持ち味という観点からは面白いですが、それらの香味がダブルで来ると少しくどくないか?と思ってしまいます。他社のアメリカンウイスキーでもウッドチップを使う例は見られ、アメリカではこのウッドチップの燻香が人気があるのかもしれませんが。

少量加水すると香ばしさを伴う甘みがぐっと前に出て、バランスがよくなる感じがします。飲まれる際にはこの飲み方もぜひお試しいただきたいです。

ウッズハイマウンテン蒸留所はその後本品の発展形として4~5年熟成の「サワチ」、100%大麦麦芽を使用した5年熟成の「ドーンパトロール」をリリース。これらは日本未入荷のようですが、どれもやはりウッドチップを使ってるんですよね(^^;)。進化はしているのでしょうが、どうなんでしょう?

スコッチなどのモルトウイスキーとは明らかに異なる個性派であることを率直に書かせていただきましたが、真面目に造っているウイスキーではあると思うので、よかったらその個性を味わってみてあげてください。

 

う~ん、他にやることがいろいろあるのですがついつい紹介に時間をかけてしまいます😅。なかなか他が進みません。これでモルトウイスキーの紹介が終わったので次回からこそはちょっと簡単に・・・💦。

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