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★11月の新入荷⑤★Masthouse Single Malt

2023.11.13

 

⑤ Masthouse Single Malt マストハウス シングルモルト 45% ¥1300 / 1430

※ イングリッシュモルト。ケント州チャタムに2016年に創業したカッパーリベット蒸留所の2020年初リリースとなったシングルモルト。蒸留所の建物が元造船所だったことから船のマスト造りに求められる技術や精巧さを継承する意志を表し「マストハウス」と名付けたようだ。地元ケント州のベルグラヴィア種大麦を使用、長時間発酵のもろみを地元の銅職人製というポットスチルで2回蒸留。ファーストフィルのバーボン樽と一部アメリカンオークの新樽で熟成。ラベルにはバッチの情報が記載されている。本品は2020年12月リリースの最初期のバッチ。青リンゴやトロピカルフルーツを思わせるフルーティさにシリアルのようなモルト感、ホワイトペッパー系のスパイス感。45%。

★追記:当店でも大人気のレイクスをはじめ、コッツウォルズ、ビンバーなど優秀な新興蒸留所のシングルモルトが次々と出ているイングリッシュウイスキー。さて、カッパーリベット蒸留所も彼らに続けるでしょうか。

う~ん、これもなかなかいいですねえ(^^)。香りはなるほど青りんご系の爽やかな甘みを感じます。比較的すっきりした質感ながら、魅力的なコクのあるモルト感と香ばしさやほのかな植物感のある独特の上品な甘み。箱のテイスティングノートに記載のあった「熟したパパイヤ」というのはなるほど、という感じです。飲み下すと軽いペッパー感やオーク感と共にさらにその甘みが増して感じられる印象。複雑さこそそれほどありませんが、しっかりと綺麗にまとまっている味わいです。少量加水することで引き出される香味は特に感じなかったのでストレートがいいと思います。

魅力あるニューフェイスという評価は十分できますが、ちょっと気になるのはお値段。500mlで¥7200程で流通してますが、一般的な700mlに換算すると一万円を超えてしまいます。それだけ手のかかる造り方をしているのかもしれませんが、一万円クラスのコスパがあるか、となるとやや疑問でしょうか。当店では少し安く仕入れられたことで上記の価格でお出ししていますので、ぜひお試しいただければと思います。

 

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