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★12月の新入荷④★Bowmore 18y

2023.12.18

 

先週の「4周年ウィーク」は大忙し、ということはないながらも程よくお客様にご来店いただいて、一部の常連の方々が普段よりたくさん飲んでくださり、おかげさまで通常の5割増しくらいの上々の売り上げでした🎵ありがとうございます✨

そんなときに私は先月に続いてまた風邪をひいてしまい😷、ちょっとしんどかったので「新入荷ボトル紹介」はお休みしておりました。今月中に全部ご紹介できるか怪しくなってきてしまいましたが💦、体調と相談しながらまたコツコツ進めていきたいと思います。

④ Bowmore 18y ボウモア 18年 43% ¥1800 / 1980

※ アイラモルト。現在でもフロアモルティングによる自家製麦を行い、その程よいピート感で「アイラモルトの女王」と形容されるボウモアのコアレンジ最高級品とされる18年熟成品。輸入元のサントリーからの公式アナウンスは確認できないが、昨年から休売状態となっており、すっかり入手困難品となってしまった。オロロソシェリー樽とバーボン樽熟成の原酒のブレンドで、フルーティさ、チョコ系の香味、程よいアイラのピートスモーク感のバランスが傑出していると言われる一品。再発が待たれる。43%。

★追記:周年月の新入荷ボトルに何か長期熟成系のモルトウイスキーを、と考え、当店でもおそらく最も人気のあるカテゴリーであるアイラモルトの本品を選びました。上記の通り、ボウモアは原材料のモルトの3割超を自家製麦しており、残りも他の多くのアイラ島の蒸留所が同島の製麦業者ポートエレン製を使っているのに対し、スコットランド本土のシンプソンズ製ということで、ひと味違う風味のピート感が魅力と言えそうです。

また、近年の洋酒の価格高騰の流れの中でも比較的値上がり幅が穏やかでアイラのオフィシャルのシングルモルトとしては全体的にお手頃価格であることも魅力のひとつでしょうか。残念ながら本品「18年」は昨年から休売状態でお高くなってしまいましたが・・・。それでも何とか当店でも扱える価格帯の唯一のアイラの長熟品、以下、飲んでみた感想です。

香りはボウモア独特のヨード感と湿ったウッド感を伴うピート香。ピート香は「12年」と同系統のものを感じますが、より熟成感のあるコクを感じる香り。それに柔らかい核果系の甘みを感じる香りが混じります。香り立ちは「12年」よりぐっと濃く魅力的です。

口当たりはスムーズ。軽いほろ苦さのあるピート感、オレンジピール系のほのかな酸味のある香味を伴う長熟ならではのエステリーでフルーティな甘みにチョコ感、ウッド感、スパイス感などが絡む複雑で深みのある味わい。43%らしくアルコールの刺激は穏やかですが、しっかりとした飲み心地が感じられ高い満足度が得られます。「12年」と比較するとシェリー樽原酒比が明らかに高く、香味の方向性は「ブラックロック」に近いイメージですが、より全ての香味が鮮やか。そのシェリー感の主張も強すぎる印象もなく、実にバランスのよい味わい深い逸品です。

一般にピート感は熟成が長くなるほど穏やかになっていく、と言われており、近年はより鮮烈なピート感を持つ若いアイラモルトも人気になっていますが、本品にはしっかりボウモアらしいピート感も感じられ、ピート系の愛好家の期待も裏切らない味わいだと思います。

 

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