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⑤ Old Pulteney 15y　オールドプルトニー 15年　46%　¥1600 / 1760

※ ハイランドモルト。スコットランド北部の港町ウィックで操業するプルトニー蒸留所は、日本での知名度こそ高くはないものの、ほんのり潮感のある「マリタイムモルト（海風味のモルト）」としてファンには根強い人気がある。本品はバーボン樽で熟成後スパニッシュオークのファーストフィルオロロソ樽で二段熟成を施した15年熟成品。蜂蜜感やバニラの香味を伴うフルーティな甘みにチョコ感やスパイス感、そしてほのかな海風のニュアンスの絡む、15年熟成にふさわしいリッチなコクのある味わい。46%。

★追記：2013年、ウルフバーン蒸留所がサーソーで創業されるまで、長く「スコットランド本土最北の蒸留所」と謳われてきたプルトニー蒸留所。同所のあるウィックはかつてニシン漁で栄えた街。以前あるお客様がニシンのお惣菜を持参されて、「これに合いそうなウイスキーってあるのかなあ」と聞かれたので、「試したことはないけどニシンつながりで」と「12年」をお出ししたところ、とても喜んでいただいた思い出があります😊。私もちょっといただいたのですが、確かにいい感じに合ってましたね。美味しかったです😋。

プルトニーといえばその独特のボトルの形状も印象的。ボトル上部が電球を逆さにしたように丸くなっているのですが、これは同所の個性的なポットスチルの形状を模したものとされています。実際のスチルはもっとまん丸い潜水士がかぶるヘルメットみたいな大きなヘッドが付いた、ひょうきんな形です😄。興味のある方は”pulteney distillery pot still”で画像検索してみてください♪

さて、そんなプルトニーの「15年」。バーボン樽熟成の「12年」に対し、こちらは上記の通りバーボン樽＋オロロソシェリー樽の二段熟成品。40%の「12年」に対し46%でのボトリング。市場価格は「12年」の倍以上とちょっとお高めですが、きっとそれだけ美味しいはずと期待しての投入です。以下、飲んでみた感想です。

香り、味わい共に完熟リンゴ＋ハチミツ系のリッチな甘みに穏やかなウッドスパイス感が絡みます。15年熟成らしいまろやさやコクを感じさせる質感でボディもしっかりしており、シェリー樽による追熟の効果が明確に表れた「12年」よりもさらに複雑で奥行きのある味わい。余韻には「12年」と共通するほんのりとした潮感が漂います。ウイスキーが好きな方なら誰にでも喜んでもらえそうな期待通りの美味しさです👍。