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★4月の新入荷⑪★Aber Falls Single Malt
2025.04.29

⑪ Aber Falls Single Malt アバーフォールズ 40% ¥700 / 770
※ ウェルシュモルト。2000年のペンダーリンの創業以来、ウェールズのウイスキー蒸留所は現在7所にまで増えている。アバーフォールズは2017年に生産開始。その名は蒸留所近くの滝の名前に由来している。本品はその初のコアレンジ品。4種の樽(オロロソ、ペドロヒメネス、バーボン、新樽)で熟成した原酒を組み合わせ、柔らかく華やかなフレーバーを作り上げている。40%品ではあるが、新興蒸留所製ながらお手頃価格で質も十分高いと評価できる味わい。
★追記:今世紀に入り、世界中でウイスキー蒸留所が劇的に新設されていますが、その波はウェールズにも及んでいるようです。今回このアバーフォールズをご紹介するにあたり、ウェールズのウイスキー事情をリサーチしてみましたが、蒸留所が7所にまで増えていたとは知りませんでした。2000年創業のペンダーリン以外は全て2012年以降の創業で、現時点でシングルモルトをリリースしているのはまだ4所のようです。当店ではペンダーリンに次ぐ2所目のウェルシュモルトとなるアバーフォールズ。どんなお味なのでしょう。以下テイスティングノートです。
香り:公式ノートの砂糖漬けの柑橘、バニラ、ほのかなクローブ感という記述が納得できる爽やかな甘みとフルーツ感、穏やかなスパイス感を感じる香り。
味わい:40%品ということで穏やかな口当たりですが、香りに感じた砂糖漬けオレンジ+バニラの香味を中心に4種の樽を使っている効果を感じさせるなかなかふくよかな味わいがあり、舌触りにもまろやかさやボディ感が感じられ、若々しい荒さや薄っぺらい印象はありません。
フィニッシュ:飲み下すとクローブ系+新樽由来と思われるピリッとしたオークスパイスが広がり、まろやかな甘みと砂糖漬けオレンジ系のアロマと調和した余韻。
近年の新興蒸留所ではむしろ珍しい40%でのボトリングはやや残念ではありますが、非常によくまとまっています。より多くの人にお手軽な価格で試してみてほしい、との意図と汲めば40%も理解できます。逆に40%でもその魅力を表現できているのは称えるべきかもしれません。さらに熟成が進んだものをもう少し度数の高いバージョンで味わう機会が楽しみになる一品です。
少量加水: オレンジ系のアロマを伴うバニラ系の甘みがさらに前に出て、クリーミーな印象さえ受けます。新樽系のスパイス感はしっかり主張し、いいバランスです。香味の伸びもいいタイプのようです。