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★5月の新入荷④★Glenallachie 11y Moscatel Wood
2025.05.24

④ Glenallachie 11y Moscatel Wood グレンアラヒー 11年 モスカテルウッド 48% ¥1550 / 1705
※ スペイサイドモルト。2020年に「ウッドフィニッシュシリーズ」として4種リリースされた限定品のひとつ。バーボン樽で9年以上熟成された原酒をモスカテル樽で2年追熟している。モスカテルはマスカット種ブドウを原料に造られる甘口シェリーの一種。WWA2025でワールドベストシングルモルトに選ばれたフラッグシップ品「12年」や同賞を2021年に受賞した「10年カスクストレングス」のPX樽やオロロソ樽由来のフレーバーとはまた一味違う桃系のフルーティさを感じる仕上り。4種シリーズ中でも評価の高かった一品。48%。
追記:長年の間ブレンデッド用の原酒を提供する目立たない存在だったグレンアラヒーが、スコッチ界の伝説的プロデューサー、ビリー・ウォーカー氏の手により独立したのが2017年。新たにコアレンジのシングルモルトを発表したのが2018年ですから、正に瞬く間にスターダムに駆け上がった蒸留所という印象。今年のWWAでの「12年」のワールドベストシングルモルトの受賞はさらにその勢いを加速させそうです。本品は上記説明の通り2020年の限定リリース品ですが、似たプロフィールの「12年モスカテルウッド」が再発され、最近日本にも入ってきました。本品が好評だったことの裏付けと言えるのではないでしょうか。では、以下テイスティングノートです。
香り:主力商品の「12年」の構成原酒はペドロヒメネスシェリー樽、オロロソシェリー樽の原酒をメインに新樽、赤ワイン樽を加えたものとアナウンスされており、かなり違うように思われますが、香りの方向性は似ています。スペイサイドらしいフローラルで柔らかい甘みを感じさせる香りに桃やパイン系のフルーティな香味、深みのあるオークスパイスと重みを感じさせる何らかのミネラル系の香り。
味わい:まろやかな質感で、鮮やかな桃系の甘みを中心に程よいコクとスパイス感があり、リッチで深みのある味わいが広がります。
フィニッシュ:飲み下すとペッパー+ナツメグ系の温かみのあるスパイス感が一段と強まり、それが徐々に退いていくにつれ、心地よい甘みが再度現れ、スパイス感と融合した余韻へと続きます。
「12年」と共通するグレンアラヒーらしいイメージの香味が多く感じられますが、樽の違いによる香味の違いも見事に表現されている印象。「12年」と比較すると、タンニン感はやや控えめで、わずかにライト。その分、甘みに華やかさがあり、ペッパー系のスパイス感がやや強く、「明るい味わい」。期待通り、美味しいです👍。
少量加水: 香りにクリーミーなナッツ系の香味が現れます。わずかにボディがライトになり、桃系のフルーティさが、なるほどモスカテルというフルーティさになるイメージ。どちらがいいかはお好み次第でしょう。