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★12月の新入荷⑥★Method & Madness Amburana Wood
2025.12.26

⑥ Method & Madness Amburana Wood メソッド&マッドネス アンブラーナウッド 46% ¥2000 / 2200
※ アイリッシュモルト。「メソッド&マッドネス」はミドルトン蒸留所内に2015年に創設された実験設備的マイクロ蒸留所の少量生産品を中心に展開するブランド。本品は同所で3回蒸留されたポットスチル原酒をバーボン樽で熟成後、主にカシャーサの熟成に使用されるアンブラーナ樽で3~6ヵ月追熟。私はアンブラーナ樽の醸す独特のエキゾチックな甘みのあるアロマがとても気に入っており、それがミドルトンのポットスチルとどのような調和を生むのか、とても楽しみにしていた。希少な日本未入荷品。46%。
★追記:アンブラーナはブラジル原産のマメ科に属する樹木ですが、私はその樽材としての可能性に大いに魅了されていまして、本品は当店4品目となるアンブラーナ樽熟成を施した蒸留酒となります。これまでも投入の度に投稿で熱く語らせていただいてきましたが、今回は大のお気に入りであるミドルトン製ポットスチルウイスキーとの組み合わせということで、興奮度MAXです🤩
香りから「おお、アンブラーナ~」という感じで、アンブラーナ独特の桜餅+ココナツ系のアロマにバニラを加えたような甘みを感じます。背景には「パワーズ」に感じたような麦菓子系の香ばしさや、ほんのり金属感のあるようなミドルトンのポットスチル特有のスパイス香も。
口当たりはスムーズ。さらっとオイリーな質感で、これまで飲んできたミドルトンのポットスチルよりも全体的な香味はすっきりしており、アンブラーナ由来の香味が際立って感じられます。バーボン樽由来のバニラ+蜂蜜系の香味と融合した華やかな甘みにほのかなオークスパイス感。ほんのりソーピー。飲み下すと程よいスパイス感とバニラ+蜂蜜+桜餅+ココナツの甘みがさらに広がり、ほのかにビターなタンニン感と調和した余韻へと続きます。
4品の中でもアンブラーナ由来の香味は最も明確と思われる仕上がりで、個人的には他のミドルトンポットスチルとのハーフ&ハーフブレンドくらいでもいいかな、という感じもしますが、期待に違わぬ実に個性豊かな甘みを感じる味わいです。
少量加水ではすっきり感が増し幾分ライトな飲み口になりますが、香味の伸びはよさそうです。華やかな甘いアロマがあるので、ウイスキーに慣れてない方がロックで楽しむにもよさそうな気がします。
「コーヴァルライ・アンブラーナウッド」でのライ+新樽由来のスパイス感との調和も素晴らしく、今回のポットスチル×バーボン樽との組み合わせもいい感じとなると、アンブラーナとシェリー樽を組み合わせるとどうなるのか、という興味が湧いてきました。そこでシェリー樽熟成品と混ぜてみたところ、シェリーの香味とも決してぶつからず、また一味違う魅力的な甘みを醸し出してくれました。アンブラーナはオーク材ではないので、スコッチの規定では使えないことになってしまいますが、ウイスキーにおけるアンブラーナ樽の可能性はまだまだ広がってもよさそうに思われます。