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★5月の新入荷②★Isle of Harris The Hearach
2025.05.21

② Isle of Harris The Hearach アイルオブハリス ヒーラック 46% ¥1800 / 1980
※ アイランドモルト。2015年にハリス島初の蒸留所として創業したアイルオブハリスの初リリースとなるシングルモルト。約14ppmのライトピート仕込みで、熟成は1stフィルバーボン樽85%にオロロソ樽11%とフィノ樽4%が加えられている。「ヒーラック」とは「ハリス島の人々」を表す語で、それにふさわしい製品となるまで、と創業から8年の年月を費やし2023年下半期のリリースとなった。穏やかなピートスモーク感にフローラルなアロマ、リンゴ、バニラ、ハチミツ、ミックススパイスなどの香味がエレガントに調和しているとのこと。46%。
★追記:スコッチのシングルモルトで、アイラ島以外の島々の蒸留所で造られるものは一般に「アイランドモルト」と分類されています。2019年暮れにアンサングがオープンした当時、アイランドモルトの銘柄は6所で7つでしたが、わずか5年の間に12にまで増えました。本品は当店が導入するその12番目のアイランドモルトということになります。なかなか個性的で楽しめる味わいのものが多い印象のアイランドモルト、しばらくは13番目が出てきそうにないので、本品には楽しませていただきたいところ。しかもなかなかお高い販売価格なので美味しくないと困ります💦。では、以下テイスティングノートです。
香り:香り立ちは淡めで、ほのかな花蜜系の甘い香りに緑茶っぽい香り。ほのかなオークスパイス。ピートは香りではあまり主張しません。
味わい:スムーズな舌触りで、口にすると確かに穏やかなピート感が感じられます。バーボン樽:オロロソ樽が85:11がなるほどという感じの、オロロソ由来の香味が程よくアクセントとなった味わい。わずか4%というフィノ樽ですが、白ワイン系のフレッシュなフルーティさをもたらしているようにも感じられます。緑茶系のニュアンスは味わいにもほのかに感じられるようです。全体的には爽やかなフレッシュフルーツ系の甘みにピートが海系の香味と程よい重みを加えているイメージ。
フィニッシュ:飲み下すと軽いペッパー系のスパイス感。その後ナッティな香味ともう一段複雑なスパイス感が広がり、先述の香味と融合した余韻へと続きます。
デビュー作としては非常にまとまりがあり、完成度は高いと評価できます。酒質にもまろやかさがあり、若い印象はそれほど受けず、穏やかで優しい上品な味わいで、アイランドモルトらしい個性もそれなりに感じられます。ただし、価格を考えるともう少しインパクトが欲しいかな~とも思ってしまいます。美味しいですが、46%品でこの価格(1本¥11000~12000)では私は2本目は買わないでしょう。ただ、今後のリリースにさらに期待の高まるデビュー作であることは疑いのないところです。