back
★7月の新入荷④★Holyrood Arrival
2025.07.25

④ Holyrood Arrival ホーリールード アライヴァル 46.1% ¥1800 / 1980
※ ローランドモルト。2019年に元マッカランのマスターブレンダー、デイビッド ロバートソン氏らが創業したホーリールード蒸留所のシングルモルト第1弾(2024年リリース)。スコッチ最高の高さ7mのポットスチルやウイスキー造りには使われてこなかった酵母の使用など同所の様々なこだわりや革新的試みは製品のリリース前から注目されていた。リリース毎に異なるタイプの製品を出していく方向性のようだが、本品は酵母は通常のウイスキー酵母、熟成にはオロロソ樽、PX樽、バーボン樽、ラム樽が使われている。日本入荷300本のみの希少品。
★追記:スコットランドの新興蒸留所の中でもたいへん興味深く注目していたホーリールード蒸留所。取り組みが創意工夫に溢れていて、どんなウイスキーを造るんだろう?と楽しみにしていました。その記念すべきファーストリリース品を入手できたことはたいへん嬉しく思います。「アライヴァル」(到着)は、最初のシングルモルトの発表に辿り着いた、というだけでなく、同所の立地がかつて鉄道のターミナル駅だったことにもかけられているようです。では以下テイスティングノートです。
色:ややくすんだ色合いの明るめのアンバー。
香り:ウッド系、ナツメグ、カルダモンなどの複雑なスパイス香にトロピカルフルーツ系のコクのある甘みを感じる香り。
味わい:まろやかでコクのある質感。ラム樽由来なのか独特のリコリス系の香味、ジンジャー+カルダモン系の爽やかながら複雑なスパイス感、ドライトロピカルフルーツにオレンジやレーズンの香味を加えたようなコクのある甘み、ほのかに薬品っぽい独特のほろ苦さの入り混じった実に複雑で奥行きのある味わい。若いウイスキーとはとても思えない完成度。1stリリースがこれ程の仕上がりとは恐れ入った。
フィニッシュ:ジンジャー系のスパイス感が強まり、複雑でリッチな甘み、独特のほろ苦さなどと調和した長い余韻。
少量加水: 独特のほろ苦さがやや後退し、フルーティな甘みが前に出る。これも楽しめるバランスで、加水してもあまり若さは出てこない。お好みで。
⭐極端に変わった味わいではないのですが、確実に個性が感じられ、実に複雑ながらしっかりまとまっています。なるほどこだわりの蒸留所のデビュー作という感じで、高く評価したいです。様々なタイプのウイスキーを作り分けているホーリールード。今後のリリースも当分はそれぞれ特徴の異なる限定品であると思われ、果たしてそれらに共通する「ハウススタイル」的特徴が見い出せるものなのか、興味津々です。すでに第4作までがリリースされていますが、それらも大いに楽しみになりました😊。1年程度で4作という早いペースも様々な原酒を造り分けているからこそできることでしょう。当店でも順次投入していきたいと思います。